会議は ノートPCを離れつつあります。
現在のハイブリッド会議室には2つのタイプがあります。BYOMか、ベンダーロックインされた会議室システムです。Mersiveは、ハイブリッド会議システムはVTCクライアントに依存せず、会議室にノートPCがなくてもコラボレーションできるべきだと考えています。
2つのハイブリッド機能
Link
ポッドが通話をホスト。Host
会議室が会議をホスト。ハイブリッド会議室の3つの設計
実線はPolarisポッドへのケーブル接続、破線はワイヤレス接続です。オレンジの輪は会議のホスト、つまり通話が実際に動作している機器を示します。
Polaris Linkは会議をPolaris Proのハードウェア上でホストし、ノートPCのメモリと電力の負荷を引き受けます。それでもノートPCは会議室に残ります。会議の開始、進行、終了を操作するのは引き続きノートPCだからです。
Polaris HostはProまたはEssentialsと組み合わせることで、ロックインなしでこれを実現します。Teams、Zoom、Webex、Meet のネイティブクライアントを会議ごとに選び、数秒で切り替えられます。
会議室は1つのエコシステムに縛られているか、それとも非依存か?
プラットフォームに依存しない会議室なら、単一ベンダーのエコシステムに縛られることなく、会議ごとにプラットフォームを柔軟に切り替えられます。
会議室ごと・年額のライセンスで、標準では1つのエコシステムに限定されます。他プラットフォームの会議に参加すると、機能が制限されたゲスト体験になります。
ネイティブのTeams、Zoom、Webex、Meetを会議ごとに選択できます。Polaris Hostが動かすのはネイティブクライアントそのもので、再描画したものではありません。チャットもCopilotもベンダーが提供するとおりのものです。参加者はスマートフォンひとつで、あるいは手ぶらで来られます。
サウンドバーはノートPCの周辺機器です。理屈の上ではオープンですが、価格設定によって1つのエコシステムへと誘導されます。
BYOMには2つの方式があります。USB-Cケーブルやドングルで1台のノートPCを会議室のAVにつなぐ方式と、会議室のカメラとマイクをワイヤレスでノートPCにブリッジする方式です。Mersive Linkは後者を、完全にワイヤレスで実現します。
Teams CastやAirPlayのみの方式:全員が1つのベンダーの世界にいる限りは問題ありません。
ワイヤレス共有に対応するベンダーは数多くあります。違いを生むのは、会議室がその共有をどう扱うかです。Mersive Polarisなら、ディスプレイは一度に1画面ではなく、ワークスペースになります。
会議室のAVをブリッジ
Polaris Proは、会議室のカメラとマイクをTeams、Zoom、Webex、Meetの通話にワイヤレスでブリッジします。ケーブルは不要で、1ユーザーの制限もありません。会議はノートPC上で動作したままですが、処理は会議室が担います。
Link:ポッドが会議をホスト
Linkは通話そのものをポッドに移します。会議は誰かのノートPCに依存しなくなります。
Host:会議室が会議をホストし、操作する
Hostは、会議室でのユーザーデバイスの必要性そのものをなくします。会議は、その会議で使うプラットフォームのネイティブクライアントで動作します。
Linkはリリース済みで、Polaris Proに含まれています。HostはQ4 2026出荷予定で、まだご注文いただけません。
Link:真のワイヤレスBYOM
会議室にPolaris Pro + Linkを導入すると、会議はノートPCを離れ、会議クライアントから周辺機器にワイヤレスでアクセスできるようになります。カメラ、マイク、処理能力はポッドが担います。
会議室で変わること
会議は誰かのPCではなく、会議室のハードウェア上で動作します。会議を開始したデバイスは、共有とチャットの役割に戻ります。
適した会議室
LinkはPro専用です。これを決めているのはライセンスではなくハードウェアです。LinkはBYOMのノートPCをポッドにブリッジし、会議室のカメラとマイクを接続するポッドはProです。Polaris Pro →
対応プラットフォーム
2026年9月のリリース時点で、LinkはTeamsに対応しています。Zoomは2026年11月末までに対応予定で、Meet、WebexなどはQ1 2027に続く予定です。
Host:会議室が会議をホスト。
手ぶらで入室できます。会議室が、本物のTeams、Zoom、Webex、Meetクライアントで会議を開始・操作・共有します。クライアントは会議ごとに選べ、どれにも縛られません。
本物のクライアントを、会議ごとに
会議室で動くのはプラットフォーム純正のアプリで、それを包んだラッパーではありません。チャット、リアクション、ブレイクアウト、設計どおりのレイアウトもそのまま使えます。月曜のTeams通話と火曜のZoom通話を、同じ会議室、同じハードウェアで、その間に何も再設定することなく行えます。
Host + Polaris Pro
周辺機器はProに直接接続するため、ケーブルは会議室の前方に収まります。
Proには、会議室のカメラとマイク用のUSBホストポートがすでに備わっています。テーブルの上に新たに何かが増えることはありません。
Host + Polaris Essentials
周辺機器はHostにケーブル接続し、HostとEssentials本体はペアリングされます。つまりテーブルまでケーブルが必要です。
Hostは独立したユニットで、周辺機器を自ら接続できます。これにより、Mini筐体では対応できなかった会議室にも対応します。
会議はスマートフォンで、あるいは何も持たずに開始。
Polaris Hostなら、ユーザーのデバイスに依存するものは何もありません。会議室が通話を開始し、ワークスペースを運用し、入室した人にブラウザのタブ、スマートフォン、または会議室のタッチ画面から操作を引き渡します。
リモート参加者も二級市民ではありません。ディスプレイ上のワークスペースはapp.mersive.comにライブでミラーリングされるため、会議の参加者全員が、どこにいても同じコンテンツを見られます。
Polaris Proには有線HDMI入力のモードが二つあり、会議室の管理者が選択します。デフォルトはワークスペースのタイルです。入力はワイヤレス共有と並んでワークスペースに加わり、リモート参加者にも表示されます。直接バイパス(フルスクリーンのパススルー)では、入力をワークスペースの外で会議室のディスプレイに直接送ります。リモート参加者はこの映像を受信しません。
全体像の中での位置づけを見る →ネイティブクライアント対Webラップ型の会議室。
他のプラットフォーム非依存の会議室は、ブラウザベースまたは本体内蔵のクライアントで会議室ホスト型を実現しています。こうしたソリューションでは、ネイティブクライアントの機能が失われます。チャット、Copilot、録画などの機能が使えません。
✓ Polaris:本物のクライアント
- 会議室では、会議ごとに選んだネイティブのTeams、Zoom、Webex、Meetアプリが動作します。
- チャット、リアクション、ブレイクアウトが通常どおり動作します。
- レイアウトやギャラリービューは、プラットフォームの設計どおりに表示されます。
- CopilotやAIコンパニオン機能も利用できます。
- プラットフォームの新機能は、ラッパーによる遅れなく、ベンダー自身のスケジュールで届きます。
✕ ブラウザベースおよび本体内蔵の会議室クライアント
- ブラウザベースの会議室では、そのベンダー自身の説明によれば、ユーザーはブラウザベースのアプリケーションから通話を開始します。
- 本体内蔵クライアントはMicrosoftとZoomのいずれからも認定されておらず、そのベンダーのモデルはどちらの認定デバイスリストにも掲載されていません。
- 利用できるのは、そのクライアントが公開すると決めた機能だけで、リリース時期もクライアント次第です。
- プラットフォームのアップデートは、クライアントが追いついて初めて会議室に届きます。
「MTRやZoom Roomを買えばいいのでは?」
もっともな疑問です。認定済みの会議室システムは完成度が高く、自社がこの先ずっと単一プラットフォームなら、ロックインのコストはかかりません。問題は、それが当てはまらなくなった日に始まります。
会議室ごとに1つのエコシステム
MTRはTeams専用のアプライアンスです。Zoom RoomはZoomの会議をホストするために作られています。両者をまたぐと、機能が制限されたゲスト体験になります。認定会議室はどれも1つのベンダーのエコシステムに縛られ、会議室ごと・年額のプラットフォームライセンスが必要です。導入環境全体では、大きな年間経常コストになります。
共有するためだけに通話を立ち上げる
VTC会議室は、ディスプレイへの経路が1つになるよう設計されており、その経路が会議です。ローカル入力を備えたバンドルもありますが、基本の動作は通話の開始です。そのため、同じ会議室にいる5人が資料を見るためだけに会議を立ち上げ、通話ウィンドウが開いた瞬間に全員がノートPCに目を落とします。Polarisなら通話なしでワークスペースに直接共有できます。顔は上がったまま、作業は会議室の中で進みます。